産業考古学会第17回(1993年)論文集
以下の論文は自転車関連、
産業考古学会第17回(1993年度)総会研究発表
日本の自転車灯火
―――提灯から発電ランプまで――
梶原利夫
1、はじめに
今日わが国の自転車用発電ランプの生産は、わずか5企業で、全世界シェアーの50%を生産するまでに至っている。上記5社の内、数社は乾電地ランプ、あるいは発電ランプの市場性に着目し、乾電地ランプや発電ランプの生産を軸として、大企業へと発展させた。一方自転車が、わが国に出現する以前から使われていた提灯が初期の自転車灯として用いられ始めた。その後乾電地ランプが着及する大正の末まで、長い間だローソク灯が自転車の主な明りであった。勿論石油ランプや、アセチレンランプもあったが高価なためあまり普及はしなかった。
本稿では、前近代的な、手工業生産による自転車灯火器としての提灯から、今日の乾電地ランプや発電ランプまでの発展過程を、制度、文化、技術、等を踏まへて概観的に報告する。・・・
表紙
資料提供:梶原利夫氏
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