2023年4月6日木曜日

ビクター安全型自転車

 ビクター安全型自転車

雑誌「ホイールとサイクリング トレード・レビュー」1888年9月7日号 

「The Wheel and Cycling Trade Review」Issue September 7, 1888

註、日本の自転車文化に少なからず影響を与えたビクター安全型自転車を何回かに分けて紹介する。
日本人でビクター安全型自転車と特に関係があった人物は、梶野仁之助、和田義睦、福沢桃介などである。更に1892年(明治25)に来日して横浜から長崎までビクター号で走ったアメリカ人のフランク・G・レンツ(Frank George Lens)も忘れてはならない。


ビクターの広告

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三つのリーダー
ビクター・セイフティ、ビクター・ジュニア、ビクターライトロードスター

ビクター・セイフティ
すべてのビクターホイールと同様に、このホイールには最高の素材が使用されている。
すべてのライダーは知っており、すべての購入者は、車体の振動が悩みの種であることを知っている。 
これまでに発明された最高の防振装置であるスプリング・フォークを使用することで、ビクター・セイフティは、すべての振動を完全に排除する。

「安全のリーダー」は、このマシンを試したすべての人の評判である。