ビクター号関連 - 10
この資料はビクター自転車のポスター。(コピーなので白黒)
1896年(明治29年)のポスター、何となく日本を意識してのデザインである。
当時、梶野自転車製造所はオバーマン社から完成車の他にも同社の部品を輸入し、盛んに組立販売をしていた。これは、それを裏付けるポスターとも云える。
1896年もビクター自転車はトップである
最高級のフルーツがぶら下がっている
ビクターは、他のどの自転車よりも製造コストがかかっている
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オバーマン・ホイール・カンパニー、チコピー ・フォールズ・マサチューセッツ州
資料提供:八神史郎氏
補足説明、
オバーマン・ホイール・カンパニーは、マサチューセッツ州チコピー・フォールズにあった自転車製造会社。
当時は他の自転車よりも高品質で軽量なビクター自転車が注目されていた。
同社は、同じサイズの2つの車輪と空気入りタイヤを備えた安全自転車を初期に製造した企業の一つである。
リム、サドル、タイヤなどの部品も自社で製造。
後に同社は低価格の競合他社との激しい競争に直面、更に1899年の火災にもあい、在庫のほとんどが焼失した。
会社は1900年に売却され、操業を停止。
梶野自転車製造所の広告
図はスプリング・フォークが特徴の
ビクター自転車である
明治25年9月11日付け時事新報