自転車関係資料 - 234
この資料はヒドリ自転車の保険証券、昭和8年9月17日付け
表面
裏面
ヒドリ自転車の創業は、正確には分からないが、震災後と思われる。(古い資料では「報知年鑑 昭和3年」のヒドリの広告まで遡るが、大正期は今のところ出てこない)
カッター号、フクフク号、レンサ号が主要銘柄であり、東京都日本橋区あった正輪社が製造していた。
ヒドリ自転車は、堅牢で耐久性の高いフレームや荷台、ロッドブレーキやフルチェーンカバーなどの実用的な装備を備えており、商店や配達業者などに広く利用された。
戦後も昭和35年頃まで製造されていた。
現在では、ヒドリ自転車は一部マニア間ではコレクターズアイテムとなっている。
正輪社 代表 田中 輝
ヒドリ自転車製造
「東京紳士録」 昭和9年版 国会図書館所蔵
ヒドリ自転車株式会社 正輪社
「工業仕入案内・本社調査」 昭和12年度
国会図書館所蔵