自転車関係資料 - 245
日本生命保険株式会社の新築図、明治29年4月起工、明治35年3月に竣成。
この図をよく見ると自転車、馬車、人力車がビルの下に小さく描かれている。
日本生命保険株式会社の新築図
明治35年竣成
明治35年(1902年)に竣成した日本生命保険ビルは、大阪の御堂筋に面した歴史的な建築物である。辰野金吾・片岡 安 監修、関野 貞、設計による赤レンガに花崗岩の帯をもつ外観は、当時の西洋建築の影響を受けた「辰野様式」と呼ばれるものである。この建物は、昭和37年(1962年)に現在の花崗石貼りの本館に建て替えられるまで、日本生命保険の本店として機能していた。現在は、明治安田生命大阪御堂筋ビルとして、事務所や店舗などが入居している。このビルは、市街地建物建替え時の既存地下躯体再利用構法の開発や黄金比による美しいプロポーションなど、多くの建築的な特徴を持っている。