137年後のトーマス・スティーブンス
昨年の7月3日、日本自転車史研究宛に1通のメールが届いた。
その文面に、
さて、正式な紹介もなく、いきなり連絡をして申し訳ありません。 日本自転車史研究会について、ネット上でいくつかの文献を見つけ、お手紙を書かせていただくことにしました。
私はマーク・ケネディと申します。 日本に長く住んでいるアメリカ人です。 今は九州に住んでいます。 この手紙を書いた理由は、私の大学時代の親友であるアメリカのエリック・ナイト (Eric Knight) が、1886年にトーマス・スチーブンス氏が長崎から横浜まで自転車(ペニーファージング自転車)で行った道を再現するために、来年の夏から秋にかけて日本を訪れたいと考えているからです。 エリックは、アメリカでThe Wheelmenというグループの 「commander・司令官 」(リーダー)である。 彼は自分の自転車を日本に持ち込み、約4週間から6週間、私と共にこのプロジェクト(私たちはこれを「プロジェクトだるま」と呼んでいる)を完成させたいと考えています。 サポート(通訳を含む)には、私のヤマハの電動アシスト付きツーリング自転車を使う予定です。
私たちは、歴史的なルートを守り、潜在的な規制のハードルを回避する最善の方法について相談したいと思います。
On 2022/07/03 11:49, Mark Kennedy wrote:
と云うものであった。
本日、偶々ホイールメンのメタ(フェイスブック)を眺めていた、以下の投稿が目に留まった。
My high wheeler is already in Japan and through customs. Tomorrow I will join it and my friend Mark Kennedy to start acclimating and make final preparations. We will start our epic journey on September 24th from the harbor in Nagasaki.
Eric Knight
私のダルマ自転車はすでに日本に到着し、税関を通過した。明日は友人のマーク・ケネディと最終の準備を始める予定である。2023年9月24日に長崎港から壮大な旅が始まる。
エリック・ナイト
とあり、専用のサイトも既に開設されていた。