芹田コレクション
少し古い写真を整理していたら芹田コレクションの写真が出てきた。この写真は1995年12月30日に撮影したもの。
下記の会報にその時の様子が書いてる。
日本自転車史研究会の会報「自轉車」第86号、1996年1月15日発行に、(一部加筆修正)
★芹田コレクション
東京品川の芹田氏のコレクションについては、以前から一度見たいと思っていたが、このほどやっとその機会が訪れた。
芹田ビルのアトリエに彼のコレクションはあった。
まず目についたのは、壁にかけられた山口自転車の大きなボスター。その側には、やはり山口のマークの入った鉄瓶が無造作に置かれていた。
その他、引き札、金文字看板、古いランプ類、絵葉書、山口レポートや宮田ニュース等の戦前の資料類等々。
中でも特に興味を引いたのは、クリーブラントの曲乗り用自転車だ。間違いなく明治期のものである。タイヤが無いものの保存状態は良い。明治30年代後半に東京市神田区錦町にあった仁藤商店あたりが輸入したものか。
国産の実車では、昭和30年代の実用車が4、5台あった。
外国車では、ルネエルスがレストア中のものを含め7台もあったのには驚かされた。
クリーブランドの曲乗り用自転車
明治30年代後半
クリーブランドのエンブレム
後輪のハブのステップ
サドル
シートステー部
ペダルとチェーンホイール
後輪ハブ
昭和30年ごろの実用車
奥に富士覇王号
引き札
ラーヂ號の看板
丸善自転車店
記念品の鉄瓶、ダンロップタイヤのポスターやライトなど
フレーム類
タイコー號の金文字看板
ノーリツ号の琺瑯看板など
アマンダやエルスなど
実用車 右端は鑑札付
新城市鑑札付実用車
風切りと鍵のコレクション
鍵コレクション
宮田の自転車構造図解
山口レポート
引き札
石曽根忠作商店
山口自転車の大きなボスター
宮田ニュース