輪業世界 第41号
「輪業世界」第41号 大正10年7月15日発行
表紙
日本自転車史研究会所蔵資料
以下同じ
目次
輪業世界 七月號 目次
大正十年 第四十一號
不況は寧ろ隆興の基
小型自動車の時代に移らん
大型車は五十年後の乘物
我が少年時代から感じた 節儉、奮闘、親切、勉強の實例
伊太利と自動車
輕油發動機に就て
行詰れる自動車界の前途
自動車が發達した將來の人類
護謨工業の前途如何
我國民の自重を要す
不景氣が来ても客を掴む秘訣
スヰフト商会主催名古屋養老間百哩の自動自轉車遠乘會記
自動車講話
骨組發條 前車軸と前車輪 操舵機の構造説明
真實俳壇
自轉車小賣業者から卸及製造者への希望(追加）
時報
口繪
▲東宮殿下英帝と御同乗の御英姿
▲殿下バッキンガム宮殿へ御入殿の盛観
▲英國航空將校の妙技を御覧の光景
▲ビクトリア駅御到着の光景
▲在英邦人の歓迎
▲米國大統領ハーチング氏紐育市通過の光景
▲自轉車撰手小林芳一君、福島 一君の肖像
▲名古屋、岐阜、養老間百哩オートバイ遠乗食の紀念撮影
THE RINGYO SEKAI
輪業世界 第41号 大正10年 7月号
不況は寧ろ隆興の基
主幹 清水 卓
諸葛孔明は曰く「凡そ國は倹を以て興り、奢を以て亡ぶ」と、宜べなる哉、未だ倹を以て國を亡ぼせる者なく、奢を以て國を興したる者なきは古今東西の歴史に徴して明か也
我國先に圖らざる小富を獲たりと爲し、奢風靡然として全土を多い蔽ひ、識者をして轉た亡國の歎聲を發せしむるに至りたるが、天恵未だ我國に疎ならず、幾干もなくして今次の不況を招き、以て倹を教へ、勤を獎め給ふ。豈、謝せざる可からず・・・・
口繪
米國大統領ハーチング氏紐育市通過の光景
自轉車撰手小林芳一君、福島 一君の肖像
名古屋、岐阜、養老間百哩ォートバイ遠乗食の紀念撮影
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中村豊五郎商店
ブルックス・サドル
ニーホム號、セイロン號、ニュースワン號 松田商店
ケンビ號、ニューキックス號、キックス號、キングホールス號、三浦スペシャル號、テリヤ號、マリオン號、コンドル號 小林利三郎商店
ヂィフテン號、ブルーバード號、ブリス號 疋田製作所
パトラ號、スマート號 高野商店
磨鋼帯 東京機材工業所
小島商会
五十嵐商店 石井製作所
