2024年6月1日土曜日

トーマス・スティーブンス関連

 トーマス・スティーブンス関連

「アーチャー」ニュースレター 2024年6月号でトーマス・スティーブンスを特集。

「The Archer」 JUNE 2024  PAGE 12

一部抄訳、

イースト フィンチリー墓地のトーマス・スティーブンスの森のそばで、ペニーファージングの愛好家たちが集う。

何故か、答えは、トーマス・スティーブンスという名のサイクリストである。彼はダルマ自転車で世界一周を果たした最初の人物で、1884年4月にサンフランシスコからペニー・ファージングで出発し、2年半後の1886年12月に無事帰還した。

彼は、1854年にハートフォードシャーのバーカムステッドで生まれ、幼少期に両親とともに米国に移住し、その後英国に戻り結婚してウエストエンドのギャリック劇場の支配人として働いた。1935年に亡くなり、イーストフィンチリーに埋葬された。

彼の墓のそばには、その出発から140周年を記念して現代のペニー・ファージング乗りたちが集まり敬意を表した。彼はエベレスト初登頂者と同じくらい尊敬されるべき人物であると、1870年に設立され、世界最古の自転車クラブであるピックウィック・バイシクル・クラブのフィル・サンダースは語った。

トーマスに乾杯する人々の中には、ケント出身のジョフ・サマーフィールドもいた。彼は2006年5月から2008年11月までの間にペニー・ファージングで世界一周をした。

トロット・アンド・サンズは、イースト・サセックス州ホラムの工房で、今でも毎年約15台のペニー・ファージングを手作りしている。価格は1,750ポンドから。

イースト・フィンチリーの追悼式と同じ日に、アメリカの自転車クラブ、ザ・ホイールメンもハイ・ホイールに乗って追悼式を行った。

毎年恒例のイベントをする計画があり、少し傾斜しているトーマス・スティーブンスの墓を修復するための資金を集めるために、「トーマス・スティーブンスの仲間たち」というグループも結成された。


「アーチャー」2024年6月号