2025年12月31日水曜日

自轉車瓦版  第67号

 自轉車瓦版  第67号

昭和60年8月10日発行

☆ガタクリ市、「ニューサイクリング」誌の1年分

1975.1~12月号 ¥4200、1977.1~12号 ¥4630、1978.1~12月号 ¥4580、1979.1~12号 ¥4830、1980.1~12月号 ¥5150、1982.1~12号 ¥5400、1983.1~12月号 ¥6030、1984・1~12号 ¥5760、各2~3部のみ、荷造・・・送料2000円、 申込み先、(ただし、申込みは会員のみ) 〒542大阪市南区上本町西1-1-10 サイクルセンタ ―・タカハシまで。

☆今、私が仕事に行っている天栄村(福島県須賀川市)で、添田文太郎(明治40年生まれ) という老人から自転車についての話を聞いた。 「明治末か大正元年頃 、大木軍次という人が、英国のトライアンフに乗っていた」、「添田源七という人は、自転車を買ってもなかなかうまく乗れなかったので、棒を片手に持って、それで乗った」、「最初にこの村で自転車を買った人は大平忠吉さんであった」。大平氏が自転車を買った年代は文太郎さんが高齢の為詳しいことはわからないが明治35年頃ではないかと思う。大木氏のトライアンフはその後、文太郎さんが譲り受けた。トライアンフの塗装は当時の他車と比較して、丁寧で艶があったという。(真船氏) 

☆周防愛輪月報の発刊、山口県防長愛輪同志会の機関誌として「愛輪月報」と云う輪界の伴侶雑誌を発行せられたると、吾人と提携して輪界の開拓につくさるべき、主筆村上増太郎氏の健全と同誌の盛大を望むや切なり。(M.37.7.20発行の輪友より)

☆明治期に発行された雑誌調査、
雑誌名 発行所 発行年
①自転車 日本輪友会 明治27年2月~5号まで発行
②自転車 快進社 明治35年8月~大正?
③輪友 輪友社 明治34年10月~大正?
④輪界 輪界雑誌社 明治41年9月~明治45年?
⑤猟輪雑誌 大阪、猟輪倶楽部 明治35年9月~明治35年12月
➅三友雑誌 自転車銃猟写真の友 明治36年1月~明治40年?
⑦関西自転車 大阪 創刊年月日など不明
⑧自転車世界 大阪、自転車世界社 明治35年10月~明治35年12月
⑨名古屋愛輪時報 名古屋 明治42年3月~?
⑩清輪 清輪時報社 明治38年~?
⑪信越輪界 信越輪界 明治43年?
⑫周防愛輪月報 防長愛輪同志会 明治37年6月~?
⑬愛輪 金沢愛輪クラブ 明治36年10月~?
⑭周防愛輪月報 周防愛輪同志会 明治37年6月~?
⑮日米タイムス 日米商店 明治42年6月~?

名古屋愛輪時報
明治42年3月創刊
愛知県統計書 明治41年
国会図書館所蔵

2025年12月30日火曜日

ラッジ関連 - 6

 ラッジ関連 - 6

 1889年発行のラッジ・サイクル・カンパニー社の自転車と三輪車のイラスト入り価格表

発行年: 1889年

会社名: Rudge Cycle Company, Limited


15頁
コベントリー・ロータリー三輪車
これらの機械(セントラルギアとサイドギアの両方)の在庫が少量だが、在庫一掃のため、名目価格でご提供する。20ポンド。
付属品:ボールペダル、20シリング、中空リム、2ポンド。
1888年11月の英国医学雑誌に掲載されたこの機械に関する記述。E・M・C・フッカー博士(ノッティンガムシャー州レットフォード)は次のように書いている。
私は過去12、13年間、診療で自転車と三輪車を使ってきましたが、私の知る限り、それによって職業的地位も社会的地位も失ったことはありません。自転車に乗るようになる前は、3頭の馬を飼っていました。それに伴う心配事は、読者の多くが十分に理解しているでしょう。プロとアマチュアの馬商人の策略や、膝の骨折など、馬の肉体に影響を与える数々の病気について、ここで詳しく説明する必要もありません。私の経験から言うと、「鉄の馬」の利点は、1. 購入コストが低いこと、2. 維持費がかからないこと、3. 昼夜を問わず使用できること、4. 必要な修理は、熟練した鍛冶屋によって迅速かつ実質的に行うことができること、5. サイクリングによる運動と、医師の日々の仕事に伴う無数の心配事の深刻さを確かに和らげることによって、全般的な健康状態が改善されることです。「ラッジ」コベントリーロータリーは非常に耐久性のある機械だと言えるでしょう。

また、写真家、芸術家、スポーツマン、釣り人、測量士にとって唯一の機械でもる。長い側面のチューブは、写真機材、イーゼル、銃、釣り竿、三脚の持ち運びに便利である。
幅が狭いため、ほとんどすべての出入り口から入ることができる。
また、同様に低価格の「ロータリー」タンデムとコンバーチブルもいくつか取り揃えており、申し込みいただければ入手可能である。


16頁
ラッジの荷物運搬用三輪車
商人のための、徹底的に堅牢な機械。このクラスの市場をリードする機械である。
仕様:34インチの駆動輪。18インチのステアリングホイール。頑丈なスポーク。ラッジの比類なきボールベアリングを全体に使用(ペダルを除く)。調節可能なシートとハンドル。強力なブレーキ。チルトホイール。あらゆるサイズや形のバスケットが取り付けられる。
仕上げ:エナメル仕上げ。メッキ部品。
価格:24ポンド
箱付きの場合は、30シリング追加


17頁
ラッジ障害者用三輪車
この機械の需要は年々増加している。
ハンドレバーで駆動し、手で操縦する。
仕上げ:エナメル加工。メッキ部品。
価格:22ポンド

2025年12月29日月曜日

昭和30年代の実用車

昭和30年代の実用車

先般、写真を整理していたら、昭和30年代の実用車が出てきた。この自転車は昭和56年頃まで物置に置いてあったもの。今となっては実物がないので、メーカー名等が分からない。

当時の有名なメイカーには、片倉シルク号、ミヤタ、セキネ、丸石、日帝、大日本等があったが、このような大手メーカーの自転車ではないかもしれない。風切りの形状やチェーンケースの菱形のマークの特徴から、いろいろと調べてみたが、今のところ確定できていない。


昭和30年代の実用車

2025年12月28日日曜日

自轉車瓦版  第66号

 自轉車瓦版  第66号

昭和60年8月7日発行

★“あなたも今日から乗れる自転車のステップ練習法”のリーフレットがビデオに、映写時間は、13分、価格は、リーフレット付で1巻2000円(送料共) VHS.ベータの2種がある。申込先は、〒107 東京都港区赤坂1-9-3 自転車広報センター 

☆最近の入手資料、①チラシ、宮田自転車奥羽六県連合大売出し、(株)宮田製作所東京支店の広告文、昭和11年、②雑誌切抜写真、慶應義塾自転車隊、明治? ⓷本、「ぼくらの自転車学校」あきやままさみ著 サイクル出版 昭和44年、④エハガキ・自転車にのってる犬とにわとり絵、カラー、戦前。

★テレビ番組の案内、①『NHK教育TV 8/25(日)、17: 30~18:40、” 新・サラリーマンライフ・企業拝見” 市民の乗りものである自転車にスポットを当て、その歴史を紹介する。シマノのアンティークサイクルなどが放映される。②NHK総合8/26~30、9/2の6回シリーズ、13:05~13:25 "アメリカ自転車旅行”マイク・ ハーディング(英国の音楽家・コメディアン) フィラデルフィアからニューオリンズまでの1500kmを自転車で旅し、音楽、人々との出合いなどをドキュメンタリーで紹介。
(以上は高橋勇氏発行のサイクル・ニュース60-8より引用)

★瓦版61号のラントーンで、二輪より一輪の駆動の方が摩擦が減らされる・・・とあったが、これは現在の自動事で云う ディファレンシャル・ギヤの役目、つまり右、左折する時に生ずる左右輪の回転差による抵抗を無くす為、片輪をフリーとして、他の片輸のみ、駆動力をかける事を言っていると思われる。(真船氏)


ラントーン
ジョセフ・グッドマン
1864年9月13日付け特許 第44,256号

2025年12月27日土曜日

ラッジ関連 - 5

ラッジ関連 - 5

 1889年発行のラッジ・サイクル・カンパニー社の自転車と三輪車のイラスト入り価格表

発行年: 1889年

会社名: Rudge Cycle Company, Limited


12頁

四輪車(特許取得済み)
シングルマシン
このマシンのユニークな特徴は、何よりも安全性が不可欠な人々にとって理想的である。2つの轍しか踏まないため、荒れた田舎道やツーリング用途には比類のない性能である。
仕様:前輪24インチ、後輪30インチ。4ベアリング車軸。ペダルを除くすべての部分にボールベアリング。強力なバンドブレーキ。
仕上げ:エナメル仕上げ。メッキ部品。
価格:24ポンド


13頁

四輪車(特許取得済み)
3人乗り
世界記録:道路で1マイルを2分18秒で走行。
この四輪車は現存する最速の自転車として認められている。ご注文時にご希望であれば、女性3人乗りにすることも可能である。通常の状態では、女性2人と男性1人、または男性3人乗り。
仕様:30インチ駆動輪2つ、28インチ前輪ステアリングホイール、4ベアリング車軸、ボールベアリング(ペダルを除く)。調整可能なハンドルとシートピラー、強力なバンドブレーキ。
仕上げ:エナメル仕上げ。メッキ部品。
価格:36ポンド

14頁

ラッジ・ロイヤル・クレセント三輪車
(特許取得済み)
3年前の発売以来、このマシンは大きな成功と人気を博しており、2,000台以上を販売した。あらゆる方面から多数のお問い合わせをいただいていることから、今後のシーズンも人気を維持する可能性が高いと予想される。
このタイプの他のマシンのように、緩んでガタガタと音を立てるスライドやローラーはなく、振動がないのは驚くべきことである。
仕様
36インチサイドホイール
26インチフロントホイール
泥除け ドレスガード
調節可能なハンドルとシートピン フットレスト
特許取得済みの取り外し可能なクランク
自動ステアリング
仕上げ:エナメル仕上げ、メッキパーツ
価格:24ポンド
追加オプション:中空リム、2ポンド、ボールペダル、1ポンド。
全長6フィート、全幅37インチ

2025年12月26日金曜日

自轉車瓦版  第65号

 自轉車瓦版  第65号

昭和60年8月4日発行

★「輪友」創刊号の自転車商の広告に石原商舗が出ているが、この自転車商の前身は時計商であった。既に明治26年には、自転車を扱っていた。明治30年以前の白転車商の状況として、このように時計あるいは蓄音器と一緒に自転車が売られていた例が多い。当時、これらの商品はどれもハイカラで輸入品であった。(真船氏〉

石原商舗の広告

★琉球通信、那霸 松本球和生
当琉球にも近頃輪乗者ポツポツ現れ候へども何分道路は昔耳にせし俗歌の如く石原小石原にて我々輪士は等しく閉口致候然し近来に到り那覇を中心として2 里と3里半及び2里余りの3枝の新道開削せられ候よりて幾分快を貪り居候当地は気候風俗、言語等も内地とは全然異なりて申上候へば随分面白く感ぜらるる事も多々これ有り候はんも先づ自転車に就て云えば未だ自転車なるものは誠に珍しきものにて一寸田舎道に出せば初めて自転車を見る位の事なれば人皆な唯だ驚き呆然として凝視致居候勿論初めて自転車を見ることとて其名称を知る者少く各自テンデンに思い思いの名を附し居る様可笑しく茲に御参考までに共一・二を挙ぐれば、といぐるま(鳥車)、ゆべんぐるま(郵便車)、ひといぐまる(一人車)、おかひぐるま(陸火車)。 『輪友』№28.明.37.2.5発行より転載。

自転車に関する情報お待ちしております。 ハガキにてお寄せ下さい。


2025年12月25日木曜日

ヴェロシペード特許関連 - 2

 ヴェロシペード特許関連 - 2

アメリカ合衆国特許庁

ニューヨーク州ニューヨーク市のアンドリュー・クリスチャンとジョン・ラインハート、A.クリスチャンへの譲渡人

特許第87,245号、1869年2月23日

ヴェロシペードの改良

ニューヨーク州市、郡、および州に居住するアンドリュー・クリスチャンとジョン・ラインハートは、ヴェロシペードの新しい有用な改良を発明したことをお知らせする。そして、以下は、本明細書の一部を構成する添付図面を参照することにより、その完全、明確、かつ正確な説明であることをここに宣言する。図1は、ヴェロシペードの側面図であり、図2は、その背面図である。図3は、後車軸と操作機構を示す反転平面図である。

本発明は、ヴェロシペードを推進する機構、およびヴェロシペードを操舵するための特定の機構との組み合わせに関するもの。



明細書

2025年12月24日水曜日

自轉車瓦版  第64号

 自轉車瓦版  第64号

昭和60年8月1日発行

★ツール・ド・フランスで、ベルナール・イノーが5勝、この記録は、ジャック・アンクテイル(仏)、エディー・メルクス(ベルギー)に次ぐ史上3人目。第72回のツールは、6/58~7/21までの間、全長4.000km コースで行なわれた。なお、NHKでは、8月4 日(日)、午後2:30から1時間半にわたり、このツールを放映する。

★ノーリッ財団で、「明治のはじめ自転車の流行はじまる」と「明治35年、街にノーリッ号がやってきた」と題する、“むかし絵”エハガキを2点発行した。 (財)ノーリツ財団 、名古屋市中区金山  5-18-30。

★自転車の切手、消印(郵便小型記念印) 等を特に収集しています。めすらしい 切手・消印がありましたら、〒466 名古屋市の八神史郎氏か事務局までご連絡ください。

★足踏自転車(足踏繰糸機)については、先に紹介した『洋学史事典』が詳しいが、この程齊藤氏(NHK、人力車等の研究家)からの連絡によると、『長野県政史』にも所収されているとのこと。しかし、『洋学史事典』ほど、詳しく書かれていないそうである。(真船氏)


石原重勝出品の踏転繰糸器
『明治十年内国勧業博覧会出品解説』 10冊 (1878年)
国会図書館所蔵

2025年12月23日火曜日

ヴェロシペード特許関連 - 1

 ヴェロシペード特許関連 - 1

アメリカ合衆国特許庁

ニューヨーク州ブルックリン在住のカルバン・ウィッティ
特許第87,999号、1869年3月16日
ヴェロシペードの改良
本特許証に記載され、本特許証の一部を構成する附則

ニューヨーク州キングス郡ブルックリン在住のカルバン・ウィッティは、ヴェロシペードの改良を発明した。そして、添付の図面を参照し、以下に説明する。
図面は本明細書の一部であり、図1は改良を施した前記ヴェロシペードの側面図である。図2は、その平面図である。
二つの車輪を備え、乗り手がつま先を地面につけ、それによって推進できる高さの止まり木で接続されている。また、足の力をクランクを介して前輪に伝える。この場合、前輪は操舵に用いられるため、カーブを曲がるときにクランクを操作するのが困難になる。他のヴェロシペードは、後輪が2つ、前輪が1つあり、後輪がクランクとレバーによって推進されるものであった。
本発明は、2輪のヴェロシペードであり、後輪はクランクと足で操作するペダルによって駆動するため、操舵時に前輪を自由に回転させることができ、直進時とカーブ時の足の操作が均一になり、同時に大きな推進輪の使用を可能にする。・・・


明細書

2025年12月22日月曜日

宮田の資料室

 宮田の資料室

先日、写真を整理していたら、宮田の茅ヶ崎工場に以前あった展示の自転車の写真が出てきた。この写真は1985年に当時、宮田の社員であった中村安良太氏から送られてきたもの。

この件については、「自轉車版」 第28号 昭和60年6月14日発行でも以下の様に紹介した。

☆中村安良太氏(宮田工業勤務)からの情報、宮田工業の本社がある茅ヶ崎工場の一室に、資料室があることは、余り知られていない。そこには次のようなものが展示されている。①ミヤペット50cc 2サイクル、製造昭和33年~昭和37年・モペット全盛期のもの、②フラッシュバット熔接自転車、製造昭和26年~昭和37年③1870年頃のミショー型自転車(外国製?) ④ダルマ自転車、製作年代不明(ステアリングの形状が変わっている) ⑤折たたみ式自転車⑥実用車・国華号、大正期、⑦DIPロー付フレーム製造・昭和39年~昭和45年。など。

国華号、昭和初期
写真提供:中村安良太氏
以下同じ




ミショー型ヴェロシペード
恐らく外国製であろう

前部

サドル部

ヘッド部

前輪 ペダル欠損

後輪

後輪右側

ダルマ自転車

後輪

前輪

ハンドル部

サドル

トライアンフ型アサヒ号 大正3年
パネル写真

説明書きプレート

2025年12月21日日曜日

ラントーン関連

 ラントーン関連

米国での特許 

アメリカ合衆国特許庁

イギリス、サリー州ブラックフライアーズロード在住のジョセフ・グッドマン、ニューヨーク州ニューヨーク在住のチャールズ・P・ボタンへの譲渡人

ヴェロシペードの改良

1864年9月13日付け特許第41,256号の一部を構成する明細書

イギリス、サリー州ブラックフライアーズロード在住のジョセフ・グッドマンは、新しく改良されたヴェロシペードを発明した。これを「ラントーン」と名付ける。以下はその完全、明確、かつ正確な説明であり、当該業者が本明細書の一部を構成する添付図面を参照することで、ヴェロシペードを製造および使用することを可能にする。

図1は、本発明の縦断面を示している。図2は、同じく平面図または上面図。

参照文字は対応する部分を示している。

本発明は、車両の主輪が固定されたクランク付き車軸に、踏板とハンドレバーを接続することで、手、足、または両手と足の併用によってヴェロシペードを推進できるようにすることである。また、ハンドレバーにハンドルを配置し、その一方または両方をチェーンまたはコードを介してガイドホイールが取り付けられた前部車両に接続し、車両を操縦するために必要な任意の方向に回転させる。最後に、ガイドホイールの車軸を、前部車両の側面に作られた溝に取り付ける。
A Aは踏み板、B Bはハンドレバーで、すべて主輪C'のクランク軸Cに接続されている。座席B'に座っている人は、踏み板を踏んで交互に踏み込むことで、クランク軸と車輪に回転運動を与えることができる。また、ハンドレバーを適切な間隔で交互に引くことで同じ効果が得られ、最終的には、必要に応じて手と足の複合動作をクランク軸に作用させることができる。ハンドレバーには、レバーを操作するためのハンドルD Dが設けられており、これらのハンドルの一方または両方には滑車a aが設けられており、チェーンまたはコードE Eを介して、ガイドホイールFが取り付けられた前部キャリッジEに接続されている。チェーンEの両端は中央が垂直のアーバーcに固定されたティラーbの両端に接続されており、このアーバーは湾曲したアームdによってガイドホイールの車軸の両端に接続されている。この車軸は前部キャリッジのスロットeにベアリングを備えており、ティラーbをどちらの方向に回しても、ガイドホイールは必要に応じて一方または他方の方向に回転する。図2に明確に示されているように、アーバーにはフットレバーfも装備されており、このフットレバーに足を置くことで、手を使わずに操作できる。しかし、足を使ってヴェロシペードを推進する場合は、ハンドルDDまたはどちらか一方を必要な方向に回すことで操舵操作を行う。車輪CはクランクシャフトOの端部にしっかりとキーで固定されているか、またはその他の方法で固定されているため、クランクシャフトに回転運動を与えることで車輪が回転し、ヴェロシペードを推進させる。また、車輪の直径は、機械に必要な速度を与えるのに十分な大きさになっている。操舵輪Fは車輪C'よりもはるかに小さく、車軸から外れているため、車輪C'とは独立して回転する。
特許状により、私が新規であることを主張し、確保したい。
操舵装置の組み合わせは、ハンドルDとコードEEを介してティラーbを操作し、アーバーeの回転によってアームdを回転させ、前部キャリッジのスロット付きベアリング内の車軸の動きによって、ガイドホイールを必要に応じて右または左に旋回させる。前述の方法で組み合わせ、記載された目的のために使用される。

証人:J・バートン・ジョーンズ
ジョージ・ニーシュ・スタンリー
フレームは可能な限り軽量に作られており、適切に構築および操作されれば、かなりの速度で推進できる。
ジョセフ・グッドマン


明細書

2025年12月20日土曜日

ラントーン関連

 ラントーン関連

下の写真は先般、メタに投稿されたもの。

ランサム社のラントーンである。

1868年頃のRANTOON社製三輪ヴェロシペード。ブルックランズ博物館。

このラントーンは、ロンドン、ストランド、エセックス・ストリート10番地のS&Eランサム社が販売。

デイビス・アンド・ランサム社がヴェロシペードを実際に製造していたかは、疑問であり、恐らくは外注し、組み立てと仕上げを自社の工場で行っていたはずである。1869年のヴェロシペード流行の年には、注文が殺到し、ロンドンの鍛冶屋や馬車メーカーは多かれ少なかれヴェロシペードの部品製造に携わっていたと考えられる。

ランサム社のラントーン
ブルックランズ博物館

フレームに、「490 E.R. RANSOME」と刻印されている。
このヴェロシペードは、フランス・ヴェロシペード・カンパニーのために活動していたA. Davisによって販売されたもの。

「ヴェロシペードの使用法」
A.デイヴィス著
ロンドン:1868年

広告、
フランス・ヴェロシペード社 小売部門
A. デイビス、ロンドン、ストランド14番地
卸売 S. & E. ランサム、ロンドン、ストランド、エセックスストリート10番地
(輸出・出荷部門、タンジー・ブラザーズおよびホルマン 10、ローレンス パウントニー レーン、EC)
フランス・ヴェロシペード社の販売代理店に指名。最高級モデルの刻印が施されており、新しいパターンが導入されるたびに追加される。代理店からの問い合わせによると、現在、フランス各地の様々なメーカーから3000台以上のヴェロシペードが注文されている。

注文は、常に受付日に基づいて優先順位が付けられる。販売手数料がわずかである代理店は、その都度現金での支払いをお願いする。記載されている価格は最高級のヴェロシペードの価格であり、ロンドンからフランスまでの輸送費も含まれている。

注文の際に必要なヴェロシペードを示す番号を伝えていただければ十分である。二輪ヴェロシペードの場合は、脚の長さと乗る人の体重をお知らせください。そうすることで、適切なバランスのとれた、十分な強度を持つヴェロシペードを提供できる。価格の違いは、ヴェロシペードの仕上げと装備によって異なる。


2025年12月19日金曜日

自転車の歴史

 自転車の歴史

昨夜、NHK BSで自転車の歴史が放送された。

"ギュギュっとイッキ見TV" 自転車

[BS] 2025年12月18日 午後7:30 〜 午後8:00 (30分)

ひとつのテーマの歴史をギュギュっとVTRにまとめ、イッキ見する!今回は「自転車」。配達、通勤、通学、買い物…。自転車の歴史から日本人の暮らしの変化が見えてくる。


以下はその映像の一部
サイクリングブーム
撫岳荘キャンプ村 山中湖

東海道自転車競走
大阪~東京

石川県輪島市深見町
道路が開通し自転車練習に励む住民たち

自転車は戦後の平和産業
昭和20年代

不鮮明だが自転車後輪のサイクルスタンドに注目
大正・昭和初期

2025年12月18日木曜日

自轉車瓦版  第63号

 自轉車瓦版  第63号

昭和60年7月9日発行

☆「Bicycle Club」8月号(東邦出版 60.8.1 発行)に三菱十字号の記事が載っている。十字号についてはこれまで余り知られていなかったので、たいへん参考になる。特に設計者である本庄季郎氏から直接当時の模様を取材しているので信ぴょう性が高い。今後、十字号に関する一つの貴重な資料となろう。十字号は、現在、 自転車文化センターとこの記事にある田辺氏が所有しているが、いずれも量産車の 2号機である。1号機は、当研究会が所有している。


当研究会所有の十字号(初期型)
三菱十字号 1947年製
この写真は入手時に近い1983年に撮影 

同上

「Bicycle Club」1985年8月号

目次
自転車、そして人<DUJEE>
70頁に十字号の記事

2025年12月17日水曜日

ラッジ関連 - 4

 ラッジ関連 - 4

1889年発行のラッジ・サイクル・カンパニー社の自転車と三輪車のイラスト入り価格表
発行年: 1889年
会社名: Rudge Cycle Company, Limited


9頁

ラッジ・タンデム三輪車 No.1(コンバーチブル)
調整可能仕様:30インチサイドホイール、28インチ前輪、ハンドルバーとシートピン、フットレスト。前輪はスプーンブレーキ、後輪はバンドブレーキ、4つの車軸ベアリング、特許取得済みの取り外し可能なクランク、ペダルを除き、全体にボールベアリング。
仕上げ:エナメル仕上げ。メッキパーツ。
価格:32ポンド。
付属品:ボールペダル(ペア20シリング)、中空リム(40シリング)、ダブルステアリング用コネクティングロッド(20シリング)、後輪ドレスガード(10シリング)
チルトホイール端までの長さ:6フィート6インチ
幅:37インチ
重量:約95ポンド


10頁
ラッジNo.2三輪車
仕様:サイドホイール34インチ、前輪28インチ、タイヤ(両輪)。車軸ベアリング4個。ペダルを除くすべての部分にボールベアリング。前輪に強力なスプーンブレーキ。
仕上げ:エナメル仕上げ。メッキパーツ。
価格:18.18ポンド
付属品:ボールペダル20インチ、ドレスガード12/6インチ、スプリングフォーク15インチ、ラゲッジキャリア7/6インチ、バンドブレーキ30インチ、全長6フィート、全幅34インチ
重量:約67ポンド


11頁

ラッジ・タンデム三輪車 No.2(コンバーチブル)
仕様:サイドホイール32インチ。前輪28インチ。ペダルを除き、ボールベアリングを全面に使用。車軸ベアリング4個。前輪に強力なスプーンブレーキ。前部にドレスガード。調節可能なシートストーク。
仕上げ:エナメル仕上げ。メッキパーツ。
価格 27ポンド
付属品:後部ドレスガード 10シリング、裏地 10シリング、後部バンドブレーキ 30シリング。全長 6フィート(約1.8メートル)、全幅 38インチ(約91センチ)。
重量 約45.4kg