2021年4月23日金曜日

小田原の古い絵葉書

 小田原の古い絵葉書

下の写真は当時の小田原のメインストリートである東海道の小田原城大手門近くから山王方面を写した絵葉書である。

年代は大正初期で左の立派な建物は旧小田原郵便局である。その前を自転車が1台は走っている。当時流行ったアップハンドルの自転車に乗っている。大八車も左右に1台見える。郵便局前の小さな乗り物は乳母車であろうか、不鮮明でよくわからない。左端に屯する菅笠を被った3人は人力車夫であろう。お客が来るのを待っている。

郵便局の奥の建物は昔の役場で足柄下郡役所である。

未舗装のメイン道路の中央に小田原電気鉄道が敷設した線路も見える。ちょうど電車が止まっている。ここは郡役所前の停車場のようだ。

東海道線が開通する前は国府津から箱根湯本間を結んでいた。この小田原電気鉄道は大正9年に国府津、小田原間の営業を終了している。

大正初期の絵葉書より

現在のようす