通過も含め行った自転車屋さんは全部で6か所、
まずはいつものコスナサイクルへ。その後、星野、中島、木村、開成町の遠藤、竹田と廻る。
簡単に各店の来歴を書くと、
まずコスナサイクルだが、どういう訳か古い名鑑には載っていないが、恐らく昭和初期の創業でる。現在の店主である小砂恵三さんは三代目になる。初代はリスケさんで、二代目はブンジさんと聞いている。漢字の名前はまだ確認していない。今度訪ねた時にでも聞いてみたい。
三代目の恵三さんも、腕がよく難しい修理もこなしてしまう。私も3回ほど古いパーツの修理をお願いしたが、完璧になおしてくれた。先日もこのお店のブログを見ていたら、いまでは懐かしいBEタイヤの交換の模様をUPしていた。専用のバルブの穴開け工具もでていた。最近ではこの工具も含めBEタイヤの交換をしてくれる店も少なくなったと思う。今日、小砂さんは出かけていて留守であった。
次に向かったのはコスナサイクルからほど近い星野モーターサイクルである。このお店は戦後に創業したお店で、それでも既に半世紀以上は経っている。訪ね時は丁度店主の星野さんはパンクの修理をしていた。いまではオートバイの販売と修理がメインのようだが、当然自転車の販売と修理もしている。星野さんとの話の中で、先日、富士山ナンバーの車の客が訪ねてきて、「古いパーツか自転車は無いか?」と。丁度、少し古い自転車とパーツがあったので、それを購入して帰ったとのこと。時々、そのような客がいまでも来るようである。
先日の岩瀬谷五郎、岩瀬斧五郎さんのことを聞きましたら、知っていて斧五郎が正しいとのこと、これで先の名鑑の件は解決した。(老舗さんぽ ⑨を参照)
竹の花(小田原市栄町二丁目)にあった鈴甲、鈴作さんのことも聞いたが、どうやら廃業したようである。ただし穴部の方の(株)鈴作商店まだ営業しているとのことであった。
店は開いていたが、忙しそうなので遠慮した。
まだ時間が早いので、サイクリングを兼ね、開成町方面に向かう。2013年に開店した(有)エンドウ商会の開成店を訪ねる。店の中に入るのは初めてである。
店内には最新のロードバイクやクロスバイクが並んでいた。どうも実用車やクラッシクタイプの自転車とは縁遠い(遠藤の洒落ではない)気がした。だがこれが昨今の流行であれば致し方ない。店のレイアウトや雰囲気は申し分ない。
最近の自転車はフロントフォークの形状に違和感がある。殆どがヘッドから伸びる線が斜め直線で、急な方向転換にはよいかもしれないが、危険も伴うように思えてならない。サイクリングでのんびりと長距離を走る場合などは疲れがでるのではと危惧する。昔の美しいブレードのような曲線を多く見ているものとして、なぜかまだなじめないでいる。