自轉車関係資料①
これは宮田栄助の特許資料、あまり明治期の長めの文章ばかりでは疲れる。そこで、今後は短めの資料を時々合間に入れたいと考えている。
第一四八八九號 第四六類出願明治四十一年七月十三日
特許明治四十一年八月十九日
東京市本所區菊川町二丁月五十二番地
宮田栄助
自轉車用自由(ハンドル、ポスト)
本發明は堅直中空軸の上部の一側に把柄を通貫せしむべき短円形の横管を形成し該中空軸には螺旋杆の進退により離合して把柄を廻動し緊締し得しむべき二個の抱締磐を装附して成る自轉車用自由(ハンドル、ポスト)に開し其目的とする所は簡便なる手段により容易迅速に(ハンドル)の傾斜を變せしむるに在り
典拠、明治41年10月25日発行「輪界」第2号 39頁