自転車関係資料㉔
この資料については、以前紹介している。(沖縄の自転車第1号)
たまたま資料を整理していたら出てきたので、原本を載せる。
これは“琉球”第11号 琉球史料研究会、1959年12月28日発行、波座真氏記録(八)、三島 格(ホ)諸事の始り、である。
沖縄の自転車第1号について書かれたものであるが、明治40年というと、本土ではこのころ既に保有台数が12~13万台あったので、かなり遅いような気がする。しかし、八重山警第1号という具体的な登録番号は、いかにも信ぴょう性があり、おもしろい。また、質流れの自転車を20円で買ったとあるが、当時の新車は50円~150円であったので妥当な値段であるよに思える。
ついでに「飛行機の始め」という興味深い記事もあったのでこれも載せる。
自転車の始め字大川の石垣信雄氏は、日露戦争に従軍中支那天津で自転車をおぼえ、明治四十年(一九〇七年) 八重山警第一号の自転車を買った、これは熊本県人池田某の所持品であったが、流質し、代金二十円であったという。(石垣氏は金し勲章功七級、軍曹である。)