丸石50周年記念
この資料コピーは、どなたにいただいたかさっぱり忘れてしまった。
丸石商会が50周年を迎えたときに、記念で発売されたMS号自転車のチラシ風カタログである。発行は㈱丸石商会大阪支店 大阪市福島区下福島一丁目四番地となっている。
石川商会
1894年(明治27年) - 石川賢治、貿易商石川商会創業。
1900年(明治33年) - 横浜本店を新築。
1903年(明治36年) - 横浜のボーン商会が輸入したオートバイ「ミッチェル」を販売。
1906年(明治39年) - トライアンフ製オートバイを輸入販売。
1909年(明治42年) - 社主の病気などにより会社解散。
銘柄は、ニューモデルMS号(創業五十周年記念新発売車)、MS号婦人用自転車、MS号男女兼用自転車それに丸石少年号自転車が出ている。
このチラシ風カタログには発行年が記載されていないので、何時ごろのものか少し悩むが、当然決め手は50周年である。ただし、その年数が石川商会も含むのかどうかである。
含めると、下の略歴から1894+50で1944年(昭和19年)とうことになり、丸石商会では1959年(昭和34年)となる。
当時の時代背景を考慮すれば、1959年であるに違いない。昭和19年では、まだ丸石も軍需工場の一つであったはずである。
ところが、最終ページにどなたかのメモ書きで次のように書いてある。
「丸石自転車MS号(五十周年記念号)昭和31年(1956年)5月31日 木村自転車にて五ヶ月分割払いにて購入」
とある。そうなると3年も前にずれてしまう。確かに当時の創業年では数年のずれはままあるものであるから、当然かもしれない。(⑥に明治29年開業とある)この人の評言から最終的には1956年のカタログにしたい。いまは手元にないが、追って社史も調べてみたいと思っている。
略歴、石川商会
1894年(明治27年) - 石川賢治、貿易商石川商会創業。
1900年(明治33年) - 横浜本店を新築。
1903年(明治36年) - 横浜のボーン商会が輸入したオートバイ「ミッチェル」を販売。
1906年(明治39年) - トライアンフ製オートバイを輸入販売。
1909年(明治42年) - 社主の病気などにより会社解散。