この写真は明治40年頃の神戸・橋本商会のカタログから転載したものです。自転車は、橋本商会が一手販売していました英国のハンバーです。ビーストンは、ノッティンガム近郊にある町の名前です。この自転車はビーストンで造られたものなので、ビーストン・ハンバーと呼ばれました。
ハンバーの歴史は古く1868年にトーマス・ハンバーにより、イギリスのシェフィールドでミショー型の自転車の製造から始まったと伝えられています。まもなくノッティンガムに移り、自転車製造を本格的に開始しました。その後、業務を拡大し、ビーストン、ウルバーハンプトン、コベントリーに工場を持つようになりました。