2012年6月27日水曜日

1895年のJWM紙


 ジャパン・ウィークリー・メイルの1895年12月14日号と1896年5月16日号に、自転車レースの記事が掲載されています。
 横浜のクリケットグランドでYC&AC(ヨコハマクリケット&アスレチッククラブ)が主催したレースです。
資料提供:松島靖幸氏

ヒストリアちがさき

2012年3月発行の「ヒストリアちがさき」第4号(茅ヶ崎市史編集員会編)に、「石上巡査日記から判明した日本最古の自転車ロードレース」谷田貝一男著が掲載されています。

 この自転車レースについては、昨年の9月23日~10月2日まで開催された「貞奴とその時代の自転車展」でも取り上げられました。
以下の当ブログ参照
2011年7月24日貞奴と自転車
2011年8月20日初期の自転車レース

2012年6月20日水曜日

ロスト・サイクリスト

デビッド・ハーリヒイの本、ロスト・サイクリストの概要は、下記のYouTubeで見ることが出来ます。箱根の石畳道や鎌倉の大仏の写真も出てきます。

http://www.youtube.com/watch?v=L4OcbymqwF8

http://www.youtube.com/watch?v=2u5-c6a2B4M

2012年6月19日火曜日

ニューマチックタイヤが勝利

 この資料は、ジャパン・ウイークリー・メイル紙の1893年2月11日付けのものす。
ニューマチックタイヤを装着したランブラーと旧タイプのファシルが競走し、ランブラーの方が速かったとあります。選手の力量もあるでしょうが、当然の結果のように思われます。ニューマチックタイヤの宣伝なのでしょう。
 ファシルとは、下図のような自転車です。
 イギリスのジョン·ビールが、1878年1月25日に特許取得し、その後、エリス·アンド·カンパニーによって製造されました。

資料提供:松島靖幸氏

フランク・レンズ

 この写真は、フランク・レンズが箱根の石畳道を人夫を使って、登る様子を撮影したものです。
 彼は、自転車世界一周旅行で、日本にも立ち寄り、1892年に横浜から長崎までサイクリングしています。
 デビッド・ハーリヒイの本、ロスト・サイクリストには、この写真の他に、鎌倉の大仏や東海道の松並木、岩国の錦帯橋などがあります。
 
資料提供:松島靖幸氏

2012年6月12日火曜日

大正期の自転車卸売業界

自転車文化センターの学芸員の谷田貝さんが、小論文を発表。概要は下記のとおりです。いま希望者に抜刷を無料配布しています。

「大正期の自転車卸売業界」 谷田貝一男
交通史研究 第77号   交通史学会
[要旨]
自転車の普及は大正期の卸売業界による販売から始まったので、普及状況を知るためには卸売業者の経営状況、販売状況を知る必要がある。このために卸売業者が小売業者に対して行った販売促進のための福引開催状況を通じてこれらを明らかにかにした。

福引開催は個人経営の卸売業者に販売促進効果をもたらし、店舗数の増加につながった。また関東大震災後も経営が存続した割合が高かった。大手卸売業者は関東大震災後を中心に開催したが、効果のある結果を生んだ。

一方小売業者も営業を行うに当たって必要となるものが景品として獲得できるという利点があった。

[全文を掲載した抜刷をご希望の方]
自転車文化センターにご来館の場合
情報室カウンターにて無料で差し上げます

郵送を希望される場合
送付先の郵便番号・住所・氏名(または会社名・機関名等)をご記入した用紙と郵送用として120円切手を同封され、封書の表に「抜刷希望」とお書き添えされて下記までお申し込み下さい。
(個人情報は抜刷郵送のみに使用し、他の目的では使用いたしません。)
〒10 2-0091
東京都千代田区北の丸公園2-1 科学技術館内  自転車文化センター

消防自転車

 最近フェイスブックに投稿された消防自転車の写真です。以前に何処かで見たような自転車です。