「デー・アウト」ヴェロシペード
これも「英国のメカニックそして科学と芸術のミラー」1869年6月11日号
「THE ENGLISH MECHANIC AND MIRROR OF SCIENCE AND ART」
June 11, 1869.
「デー・アウト」ヴェロシペード
"THE DAY OUT" VELOCIPEDE.
新しいヴェロシペードの説明と図面を転送する。
私のヴェロシペードは 4人を運ぶことを意図しており、3人の紳士と 1人の婦人で、紳士は皆働き、もちろん婦人はくつろいで座っている。
全体の構造は図面から見ることができるので長い説明は必要ない。
以下は、同種の他の製品よりも優れている主な利点である。
1、構造の軽さと安さ。
2、クランクに直接作用することで出力が増加し、同じ数のヴェロシペードで通常使用されるシャフトとレバーが不要になる。
3、シャフトがなくなることで、ステアリングの利便性と安全性が向上する。
4,車輪の配置からして、ひっくり返ることはまず無い。
図 2 はブレーキの拡大図であり、チェーンやコードによる作用の代わりに、通常の自転車にも適用できる。
ブレーキは、ハンドル A の中央に配置されたカムによってロッド C に取り付けられたブレーキ D を使用して、ロッド C を押し下げることによって適用される。それ以外の場合、ブレーキは渦巻きバネ G によってホイール E から保持される。ガイド・ロッド B は、C が作用するチューブである。
サドルは、スプリングによってフレームに固定されています。
A はフレーム、B、C、D はスプリング、E はシートである。
このヴェロシペードとブレーキの両方について、読者の意見を歓迎する。
W.H.ハント(W. H. HUNT)