アメリカの三輪車の改良
これも「英国のメカニックと科学のミラー」誌の合本版 1869年5月28日号
「THE ENGLISH MECHANIC AND MIRROR OF SCIENCE」
May 28, 1869.
アメリカの3輪ヴェロシペードの改良
AMERICAN IMPROVEMENT IN THREE-WHEELED VELOCIPEDES.
アメリカの雑誌から切り取った図を送る。このヴェロシペードは、たいへん興味がある。
三輪車の安全性と自転車の扱いやすさを兼ね備えているようだ。 その特徴は、後車軸または車軸の構造と、運転者の足と駆動輪の間の接続方法にある。 短いコーナーや小さなカーブを簡単に曲がることができ、上り坂や悪路を走行する際に通常のマシンよりも大きな力を加えることができる。
後車軸は、通常の三輪車のように単一のシャフトではなく、2つの部分に分かれており、それぞれの内端は歯付きのセグメントに形成され、車軸と後端がボックス内の小さなギアと噛み合っている。
車両がカーブを描いているとき、ライダーの体の傾きによってギアが部分的に回転し、その結果、一方の車軸の内側の端が持ち上げられ、それに対応して他方の車軸が押し下げられ、車輪が車軸の中心に向かって傾くことがわかる。 記載されている曲線はその一部である。
これにより、ライダーのバランスが保たれながら、短いコーナーを簡単に曲がることができる。
改善したこの部分は、図2でよくわかる。
図1 は、上り坂で車両の出力を増加させるための装置を示す。 これは、出力を上げて速度を下げるためにエンジン旋盤で使用されるギアリングの仕組みを単純に適応させたものである。
上部またはシフト ギア スタッド、または軸は、直立サポートのスロットに固定され、必要に応じてギアに入れることができる。
ギアが外れているとき、ヴェロシペードはライダーの足の直接の適用によって、他のものと同様に駆動する。
この部分を簡単に理解するための説明は必要ないと思う。
ジェームス・グラハム(JAMES GRAHAM)