プレジデント・ヴェロシペード
これも「英国のメカニックそして科学と芸術のミラー」1869年8月20日号
「THE ENGLISH MECHANIC AND MIRROR OF SCIENCE AND ART」
August 20, 1869.
註、中央下のウオータールー・ヴェロシペードについては既に紹介した。今回は左側のプレジデント・ヴェロシペードについて触れる。
483頁
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プレジデント・ヴェロシペード
THE PRESIDENT VELOCIPEDE
約束に従い、私のマシンの 1つの計画を送る。
私が常に考えていたことは、長いレバーがなくても、両手と両足が同時に動作する手段を取り付けることであった。読者の何人かが同じことを考慮に入れていることを嬉しく思う。
前輪に全ての動力装置を付けて自転車に乗る。そうでない場合は、それに付随する何かを考慮したい。
このマシンのステアリングには、2つのプーリー H、H に作用するエンドレス・チェーンが取り付けられている。
丘を下るときはプーリーを静止させ、足だけでマシンを推進できる。
D は上部にあるステアリング装置で、図 4に全体が示されている。
図 5 は、背面図。前輪の作動部品の図である。リーチの下部ジョイントと上部を通過するフォークで、その上にステアリングが取り付けられている。
B はリーチの下部ジョイント。
Cは図 3 に示すように上部プーリーが作用するクロスピースである。
Eはプーリーの位置を示す。点線の部分に、プーリー・シャフト用のジョイントが付いたピースである。
F はフォーク A に適合する四角ジョイントで、リーチの上部と下部の間の四角形。
F は G の後ろのネジで固定されている。
チェーンをネジに掛けるときにたるむと、クロスピースが滑り落ちる。チェーンが取り付けられているときは、チェーンを持ち上げてしっかりとねじ込むことで、強度を犠牲にすることなく軽くし、チェーンの接合部を固定する。
点線は、前輪の上部にあるブレーキの場所を示している。ブレーキは、リーチの下部ジョイントの上のフォークに固定されている。
前輪が 3フィート、車軸に 2つの2フィート9インチの後輪が緩んでつけられている。
チェーンプーリー5インチ、6インチのステアリング用スパースクリューホイール、7インチのクランクとハンドル。
ヴェロシペードのデザインが他にもいくつかある。編集者の許可を得て、可能であれば毎週 1つ送る。
ティーズサイド(TEESSIDE)