2025年7月16日水曜日

スティーブンスの日本旅行記 パート2-20

 スティーブンスの日本旅行記 パート2-20

他の場所から数人の女性宣教師が訪れており、全員アメリカ人で、思いがけない形で会い、楽しいパーティーとなった。

日曜日の朝、私はケアリー氏に同行し、彼の地元の民衆が2000円の自費で建てたという素敵な新しい教会を見学した。驚くべきことではないにしても、改宗者たちの誠実さのようなものを感じさせる非常に喜ばしいものである。ほとんどの国では、改宗者たちは宣教団から提供される物質的な援助を通して、キリスト教の素晴らしさに気づくのである。彼らは、自らが奉じていると公言する大義のためにお金を使うのではなく、そこから具体的な何かを得ることを期待している。しかし、ここでは改宗者たちが自ら集会所を建て、外部からの援助なしに宣教団を支援することを申し出ている。これは、「異教徒」を自分たちの宗教に改宗させることを信じる人々にとって励みになり、日本人の性格を学ぶ者にとっては喜ばしいことである。

約500人が教会に集まり、マットを敷いた床に静かに整然と着席している。元侍の弁護士や紳士からごく普通の市民まで、白髪の老人から、母親に連れてこられた若者まで、あらゆる階層の人々が集まっている。これらの母親たちの多くは、宣教師に説得されて異教的なお歯黒をやめ、未婚の姉妹たちと同じように、白い象牙色の歯を見せて集会に出席している。好奇心旺盛な部外者たちが開いた扉の周りに集まり、中を覗き込み、立ち上がってケアリー氏の説教と賛美歌に耳を傾けている。賛美歌はアメリカと同じ旋律で歌われ、歌詞は日本語に翻訳されている。誰もが賛美歌を楽しんでいるようで、説教にも熱心に耳を傾けている。

説教の後、会衆の著名な数人が立ち上がり、説得力のある言葉と身振りで同胞に語りかける。ケアリー氏は、普通の日本人なら誰でも、特別な努力や恥ずかしさを感じることなく、公の場で流暢に、さりげなく自分の見解を説明できると私に言った。日本のキリスト教会の会衆は皆この教会に集まり、床に座り、歌い、説教を楽しそうに聞いている光景は新鮮で興味深いものである。


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