2021年1月31日日曜日

自転車日記⑧

 自転車日記⑧

 1974年7月27日(土)晴れ
ラレー・カールトンの後ブレーキを調整したところ、この調整が悪く、すぐにロックするようになった。ブレーキは少し片ききぐらいのほうがよいのかもしれない。それにレバーの遊びも必要である。

今後訪ねたい自転車店は、
● 世田谷区駒沢5-26-8のサイクルセンター・エノモト
取扱自転車は、VELO・ロードレーサー、ルジュン、メルシェなど。
(註、2015年11月30日に閉店)

●野口サイクル、横浜市中区花咲町1-48(桜木町駅そば)

 1974年7月28日(日)曇り
茅ヶ崎駅南口の総合輸入商へ。店内を覗いてみる。
自転車はモトコンフォール(仏)、それとアメリカのビーチクルーザーなど。
この店は外国雑誌などから自分の気に入った自転車を依頼すると、例えばアメリカなら1ヶ月で手元に届くそうである。当然、すべての自転車ということではないと思うが。
具体的には分からないが、かなりの手数料をとられることは確かのようだ。
ちなみに店に置いてあった自転車の価格を聞いてみたが、ラレー・ロードスター程度で6万円以上とのことで、とてもこの店では買う気にならない。

●海外の自転車雑誌、
ラッド・マルクト(独)、ル・シクル、ミロワール・ド・シクリズム(仏)、アメリカンサイクリスト&モーターサイクリスト、モーターサイクリスト&サイクルトレーダー、インターナショナル・サイクルスポーツ(英)など。

 1974年7月29日(月)曇り
自転車広報センターに、海外の雑誌に付いて照会したところ、次のような回答があった。
「うちの方では分からないので、日本自転車競技連盟(FJC)の一条さんに聞いてみてください」

その後、FJCに電話したが一条という人は休みで、海外事業部というところに電話はまわされた。なんとかここで聞き出せたが、あまり詳しいことは分からなかった。

註、(2021年1月31日、渋谷氏のコメント、「一条さんは、JCFができるまで形式的にUCIの窓口団体の実質トップの役員でした。亡くなって競技大会のプログラムや記念品のバッチなどが自転車文化センターに寄贈されたはずです」とのこと。) 

 1974年7月31日(水)曇り
東京、日本橋の丸善へ。
洋書の注文をする。
インターナショナル・サイクルスポーツ(英)を依頼したところ、この雑誌は自己注文ということで、ダメであった。
「それでは、こちらで扱っている自転車雑誌を教えてください」と言ったところ、
サイクル(米)、サイクリング(英)、ル・シクル(仏)とのこと。
そこで、サイクル(月刊誌3.000円)とサイクリング(週刊誌8.000円)の2雑誌を注文することにした。いずれも12月から入荷予定。

丸善からの帰路、横浜桜木町の野口サイクルを訪ねる。
ブレーキばさみ、リムセメント、を購入。
38,000円のカールトンのフレームが置いてあった。他に、レニアーノ、サンノー・ロードレーサー、メルシェ(ツーリング車)、ビセンザ製プロ・ロードフレーム、ゼウス・トラックフレーム、ルジュン・ロードレーサーなど。

註、ビセンザ製とは、聞かない名前である。日記の書き間違えか?イタリアにヴィチェンツァ(Vicenza)という街があるが、そのことだろうか?)