2021年7月13日火曜日

老舗さんぽ㊸

 老舗さんぽ㊸

昨日、ほぼ40年ぶりに土方自転車店を尋ねた。

一応、このブログでは老舗の定義とし50年としているが、そろそろ土方自転車店も50年近くになる。頑張ってほしい。
この店のHPには、
スポーツサイクルを製作・販売して35年。豊富な経験とキャリアであなたのサイクルスポーツライフをサポートします。

とあるがこのHPはかなり更新されていないようで、まだ店主の顔写真も若い。
丁度、店を訪ねたとき店主が居て、久しぶりの再会であったが、このコロナ禍でお互いマスクをつけているので誰だか分からないようであった。それほど過去は遠くなっていた。私もあえて記憶を呼び出すような話題を一切口にしなかった。

私がこの店を利用するようになったのは1975年からで、それ以前はもっぱら東京や横浜周辺の店を利用していた。
当時のメモ書きの一部には、
1974年10月1日 ~1975年5月30日までの手帳の電話番号控え欄に、ヒジカタ、・・・
と書いてある。
この手帳の中にアライの競輪用ヘルメット(平塚競輪場を走るときはこれを被った)、チネリ・カスク、Wes Mason のフレーム、その他、チューブラータイヤやリムセメントなどを購入したことが記されている。更に、

1983年10月16日、日曜日曇り、平塚のヒジカタ・サイクルへ。水谷のマウンテンバイクを購入する。代金は8万円、持ち合わせが無かったので、内金として2万円支払い。残金は後日振込予定。
早速、その日の16時から17時半まで試乗、走行距離は休憩を含め20キロほどであった。

1983年10月20日、木曜日晴れ、平塚の土方サイクルへマウンテンバイクの残金を振り込む。平塚信用金庫花水支店の当座に、6万円+手数料800円

などとある。

それ以外にも開店当初から度々訪れている。当時は神奈川県の相模川から西はスポーツ車を扱う店が無く、土方サイクルが出来て便利になったことを覚えている。

忘れていたがスポーツ車を扱う店は相模川から西では無いと書いたが実は老舗が1軒ある。このブログでも登場した宮川サイクルスポーツである。この店は現店主で三代目になり、かれこれ100年近くになる。いずれこの「老舗さんぽ」でも紹介したいと考えている。

土方サイクルの店舗前

店内 デローザ

ずらりとスポーツバイクが壁に並ぶ

右上 Wes Masonのフレーム

水谷のマウンテンバイク
1983年10月16日購入