丁度、自転車組合の支部長さんが来ていて、ご家族の人と話していた。
支部長さんが帰った後、店の中へ入っていく。ご家族の人がいて、いろいろと昔の話を聞くことができた。
初代の店主は小田原に店を出す前は、秦野にある片野自転車店で修業していたことや、梅本さん(二代目)が東京オリンピックの競技役員をしていたことなどを伺った。
初代の古木さんは秦野の出身で、そのような関係から片野自転車店で修業をしたのである。
片野自転車店も創業は古く、大正14年である。一番古い太田自転車店は既に廃業しているから、現在では片野自転車店が秦野で一番古い。二代目の片野公平さんは、競輪の選手でもあり、昭和35年5月30日発行の「競輪十年史」の全登録選手一覧の109頁にその記載がある。
登録番号2687 片野公平 登録地、神奈川29.6.22(登録取り消し日)。
一時、梅本さんがこの店を継いだようで、その後、また古木さんに変わっている。聞くところによると、梅本さんと古木さんは苗字は異なるが実の兄弟とのことであった。
古木自転車店の創業も古く、昭和10年頃といっていたが、昭和12年の名鑑には出ていない。創業年については今後も調査の必要あり。
現在の店主は2年前に体調を崩し店を閉めたのである。
まだ店内の壁に整然と自転車工具があったので、一部旗屋の工具を見せてもらう。これらの工具は行商人から購入したとも言っていた。
古木自転車店の創業も古く、昭和10年頃といっていたが、昭和12年の名鑑には出ていない。創業年については今後も調査の必要あり。
現在の店主は2年前に体調を崩し店を閉めたのである。
まだ店内の壁に整然と自転車工具があったので、一部旗屋の工具を見せてもらう。これらの工具は行商人から購入したとも言っていた。
下の写真がそれである。ほとんどの工具は既に野地サイクルが引き取ったと聞いている。