先日、開成町にある老舗の一石自転車店へ行ったときに、店主との話の中で、昭和30年頃に能澤の自転車も扱っていて、よく売れたと言っていた。
確か手持ち資料の中に能澤の小冊子(サイクリング読本)があることを思い出し、本日、探したところ先ほどやっと出てきた、下の資料がそれである。
能澤は宮田や山口などと比べ一流メイカーではなかったが、銘柄のNY号はデザインも良くモダンな感じで、一時人気のあった自転車である。戦後のサイクリングブームに一役買った銘柄といえる。
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