明治期の自転車が登場する小説などを調べてみた。
有名なところではこの①と②である。
①「自転車日記」夏目漱石
②「自転車」志賀直哉
③「 日清開戦おどけ文庫」 痩々亭骨皮道人著 扶桑堂, 明27.9
④「自転車の傷」野村銀次郎・磯部太郎兵衛 明治28年
⑤「魔風恋風」小杉天外作 春陽堂 明治37年
➅「一顰一笑 新粧之佳人」須藤光暉(南翠外史)著 正文堂、明治20年5月
⑦「異国漫遊 瓜太郎物語」明治27年1月
⑧「女の顔切」江見水蔭・関戸浩園著、 明治28年10月
⑨「自転車お玉」伊原青々園著 金槙堂 明治34年
⑩「中村春吉自転車世界無銭旅行」押川春波編 博文館 明治42年
⑪「教育ポンチ新案絵ばなし」加藤耕書堂、 明治27年
⑫「風流的自転車(松葉)」雑誌”新小説”P.168 明治35年8月
⑬萩原朔太郎の「自転車日記」 ←これは大正期
このほかにも数多くあるに違いない。
「自転車」という言葉が一行でも出ている小説などを今後も探索したいと思っている。
「女の顔切」江見水蔭・関戸浩園著
明治28年10月 国会図書館所蔵
「教育ポンチ新案絵ばなし」加藤耕書堂、 明治27年
国会図書館所蔵