サイクリング誌
先日、資料を整理していたら英国の週刊「サイクリング」誌の1910年5月18日水曜日発行、第1009号が出てきた。
このサイクリング誌は、1891年1月24日にエドモンド・デンジャーフィールドにより創刊、現在もまだ刊行されている。いずれにしても自転車の専門雑誌でしかも週刊誌は驚きである。私は一時(1975年)、丸善を通して購読していたが、あっという間に狭い書棚を占領してしまい1年で購読を止めた。
この号で第1009号とあるから、それだけでも驚嘆する。イギリスは自転車文化の先進国であることを今更ながら感じとることができる。どこかの国では、殆どの自転車雑誌はすでに廃刊し、50年以上続いている雑誌は「サイクルスポーツ」誌(1970年4月創刊)の1社だけである。これも自転車文化の熟成度の大きな違いであると思う。すでに自転車が日本に現れてから150年になるが、いまだにこの国ではサイクルスポーツを含め、その文化はマイナーである。
以下にその一部を掲載する。
②のブルーメル・ マッドガードのキャッチコピーは、
新しいノーウェイト マッドガード
即座に取り付け取り外しができる。軽くてすっきり錆びない、ガタガタ音がしない、ストラップなし。
ブルーメルの新しいセルロイドを入手できるのに、なぜ固定金属製マッドガードを使用するのか?
清掃の時など瞬時に着脱できるマッドガード
図のように、中指と親指でスプリングを圧縮するだけ。