2021年5月21日金曜日

バイシクリング・ニュース誌

 バイシクリング・ニュース誌

このところ外国の雑誌記事が続く。

とりあえず手持ち資料はこの辺で終わる。また出てきた段階で紹介することにする。

今回は英国の「バイシクリング・ニュース」(Bicycling News)誌である。この雑誌の表紙には創刊年が出ているのでうれしい。1876年(明治9年)とある。そしてこの号は、№1780で1939年1月26日の発行である。月刊誌では号数が合わないので、月に2回から3回の発行のようである。それにしても創刊年といい、この号数は素晴らしい。やはり英国の自転車文化はただものではない。

若干説明を加える。

①表紙、創刊が1876年と雑誌名の下に書いてある。

そして大きくダンロップタイヤの広告

②裏表紙、全面にルーカスのダイナモ・セットの広告

③英国のサドルとくればブルックスが有名だが、このページの広告はダンロップである。

ダンロップのサドルは最近でも時々見かける。おそらくブランド名を借用しているのであろう。

④コベントリー・イーグル自転車、ベイツ・タイヤ、右はスターメイ・アーチャーの内装式ハブギヤの広告。

コベントリー・イーグルは、1897年に会社名をホッチキス、メイヨー&ミークからコベントリー・イーグルに変更した。

私が初めてコベントリー・イーグルの自転車を見たのは1975年で、ロンドンのグレイズ・イン・ロードにあるコンドル・サイクル店を尋ねたときである。

以下は当時の記録、

「・・・いよいよ行動開始だ。グレイズ・イン・ロードにあるコンドル自転車店に向う。地下鉄の車輛は古く、意外に汚ない。喫煙車、禁煙車と別れているのはタバコ好きのお国柄でしょうか。
店内にオリジナル・フレームがズラリと吊下っている。ラレー、ホールズワース、コベントリー・イーグルのスポーツ車、その中に探す自転車はなかった。・・・」
(1976年、「ロンドン・ペダリング」より)

下の⑨にコンドル・サイクル店の内部の写真を載せる。(Googleストリートビューより)

当時と店の様子はまったく変わっている。私が訪ねたときは伝統的な古めかしい感じであった。(下にある⑩の写真を参照)このコンドル・サイクルは、今でもオリジナルの自転車を製作している。当時も天井に同店製作のフレームがずらりと下げられていた。

⑤のエンフィールドについて、

どちらかと言えば日本では、ロイヤル ・エンフィールドの名前のオートバイで有名である。

エンフィールド社が本格的に自転車の製造を始めたのは1897年からである。

⑥のミラーのライトは、私も一時、ラレー・ロードスターに付いていたものを使用したことがある。ライトの上部にあるツマミを左右に切り替えることによって、自動車のライトのようにロービームとハイビームに調整できた。この機能で夜間も快適に走ることが出来た。

①表紙

②裏表紙

③ダンロップ・サドルの広告

④イーグル自転車とスターメイ・アーチャーなどの広告

⑤エンフィールドの広告など

⑥ミラーの広告

⑦B.S.Aの広告

⑧ラレーの広告

⑨コンドル・サイクル店の内部
Googleストリートビューより

⑩以前の店舗
Googleストリートビューより