2021年5月9日日曜日

富士覇王号

 富士覇王号

以前のブログで富士覇王号 (自転車関係資料⑤)について少し触れた。

その記事の内容は、以下であった。

以前、私が所有していた自転車が富士覇王号であった。たいへん気に入っていた。
富士覇王号は日米商店の最高級車で、当時から注目されたブランドであった。
この富士覇王号は昭和30年代のもので、チェーンケースはセルロイド、そしてセル握り、ブレーキ・レバーは逆爪のような形状であった。写真があればここに載せたいが、残念ながら今は見当たらない。

残念ながら写真が見当たらないと書いたが、先般やっと出てきた。
それが下の写真である。2枚掲載する。
1985年頃に撮影した写真で、モノクロである。
全体的に高級車のイメージが漂っている自転車である。
背後には英国のビッカートン( BICKERTON)、アルミ製の自転車も見える。

この2枚の写真について少し説明を加える。
前泥除けには富士山の風切りが見える。ライトは大きな砲弾型のダイナモ式、ブレーキはロッド式でブレーキレバーは逆爪スタイル、セル握り、ベルは回転式の良い音色であった。サドルは先の三菱十字号同様のハンモック・サドル、前後に荷台はない(後ろ荷台の形跡あり)、タイヤはBEタイヤ、チェーン・ケースはセルロイド製、
だいたいこんなところである。

富士覇王号
昭和30年代のも

今では懐かしい大きな砲弾型ライト
が目立っている