2020年10月13日火曜日

シンガー三輪車

 昨日、何気なくFacebookを眺めていたら、シンガー三輪車(1879年頃)の写真がアップされていた。

以前にオランダのトムさんがロンドン科学博物館で撮影した写真と見比べると、僅かだが相違点が見られた。

まず、三つのシンガー三輪車の写真を並べてみる。

①以前、オランダのトムさんが撮影した
シンガー三輪車

②ラトビアのアントン・ブリノフさんが
コベントリー・トランスポート・ミュージアム
で撮影したシンガー三輪車
昨日、FacebookにUPされていた

③以前、Team-BHP.com(自動車関係の評論とニュース)
 に出ていたシンガー三輪車

撮影の角度が若干違うので少しわかりずらいが、順次眺めてみる。

一、②のまず目につくのはペダルの前に突き出ている雲型の意匠である。ペダルの前ではなく前輪のフレームについているのか、この写真では判然としない。

一、サドルの状態とフレームの部分が相違している。②の方がしっかりしているように思える。

一、②の前輪のタイヤの右寄り上部のステアリングのステーの形状と構造に差異がある。

一、どちらかと言えば、①よりも②の方が少し洗練されているようであるが、製造年の新旧はどちらであろうか?

一、③は①に近いが、肝心なサドルが欠損している。

一、その他、細部をよくみると若干相違があるが、明らかに違うところが上の3点である。

シンガー三輪車は、何度もこのブログで取り上げているが、日本に明治16年頃、確実に輸入されていた三輪車だからである。何度も述べるが、鈴木三元に影響を与え、宮武外骨が乗っていたからである。
今後もシンガー三輪車に関する情報が出れば、その都度このブログで取り上げたいと考えている。

●昨日の梶野仁之助伝(その2)で一部修正し、資料として新編相模風土記の太井村の部分を追加した。