ちょうどお店の仕事場で自転車を修理しているこの店の御主人がいた。
このお店は戦後の創業だが、既に50年になるやはり半世紀続いている老舗である。
腕がよいという話は2店舗の自転車店で聞いていた。修理が難しいときなどは、この店に持ちこむと大概は直るとのこと。年季の入ったプロの職人だからであろう。ことしで81歳になった店主の村松昭男さんは、いまでもこうして現役で自転車の修理を行っている。
私が以前、浜松に居た時にお世話になった小栗自転車店の店主、小栗幸平さんを思い出す。小栗さんは当時、83歳の高齢であったが、他の店で手に負えない修理をいとも簡単とは言わないまでも、直してくれた。前にも書いたがスターメー・アーチャーのハブを完璧に直してくれた思い出がある。あれからもう40年が過ぎている。
松村さんは仕事の手を休めて、私の質問に親切に答えてくれた。昭和48年11月20日に伊豆の修善寺で行われた第6回アジア自転車競技連盟選手権大会で競技役員をした話もでてきて、あっという間に昼時になってしました。
又の機会をお願いして、この店を後にした。
店舗前
感謝状 昭和48年11月20日
第6回アジア自転車競技連盟選手権大会