2020年10月27日火曜日

老舗さんぽ ⑤

 昨日、自転車散歩の途中、箱根板橋にある越水サイクルに寄る。
このお店の創業はHPによると昭和22年とのこと、戦後に誕生したお店だが今年で既に73年になる立派な老舗。
丁度、店に寄った時刻は昼時であったが、店内を見学するだけの客なのに、親切に応対してくれた。
店には最近のスポーツ車を中心に、いろいろな車種の自転車が置かれていた。最初に目についた自転車はアラヤのラレーであった。ヘッドチューブにあの懐かしいエンブレムが付いていた。
店主(二代目、越水玄次さん)からメカニックに詳しいものが、作業場の方に居ると聞いて、店舗の左側奥へ向かう。メカニック担当(濱本義一さん)が丁度いて、改造中の自転車や修理中の自転車等を見せていただく。私のどうでもよい質問にも丁寧に答えてくれた。この場を借りて感謝したい。
濱本さんのデスクの後ろにはショーケースがあり、懐かしいパーツ類が陳列されていた。
彼はクラッシックパーツにも詳しく、久しぶりに1970年代の自転車の話もできた。
そのうち、自転車専用工具の話にもなり、旗屋の工具も2,3見せていただいた。感動したのはそのうちの一つのプライヤーで黒光りをした、いかにも使いこなした職人のプライヤーであった。
また、お邪魔したい旨を伝え、この店を後にした。いずれにしても親切で雰囲気の良いお店であった。

越水サイクルのHPは → こちら

昭和20年代の店舗前
越水サイクルのHPより借用

現在の店舗

最初に目についたアラヤのラレー

懐かしいラレーのエンブレム

修理中の自転車についていた
サンツアーのリアディレイラー
SUNTOUR・SKITTER(スキッター)

ショーケースの中の
カンパヌーボレコード

シマノ・ジュラエース・リアディレイラー
SHIMANO DURA ACE EX RD-7200 REAR DERAILLEUR

宮田のロードレーサー

カンパレコード、フロントディレイラー

年季の入った旗屋のプライヤー
カタカナのハタヤの刻印は古い

これも旗屋、さびているが上のプライヤーより新しい
東京・旗屋の刻印がある