2020年10月23日金曜日

老舗さんぽ ②

 昨日、自転車で小田原の寺町にあるエンドウ商会を訪ねた。

以前から気になっていたお店だが、店の中に入ったのは初めてである。
このエンドウ商会も創業は古く、1926年(昭和元年)である。
昭和4年発行の全国自転車業組合聯合会会員名簿にも掲載されている。現在の店主は三代目の遠藤雅佳さんで、数年前には、その弟(遠藤貢太さん)が開成町の古田島で系列店として開業している。
お店の中の多くの自転車はスポーツ車が中心で、この店の客層が分かる気がする。
そういえば、2年ぐらい前に西丹沢にあるビジターセンター前でこのお店のサイクリングクラブのメンバーが数人来ていたのを思い出す。
店の一番奥には100万円以上もする高級スポーツが鎮座していた。スポットライトを浴び、価格に会った荘厳さを演出していた。
その少し手前にアラヤのランドナータイプの自転車も片隅に置かれていた。この自転車を見て、少し安心した気分になる。精悍なスポーツ車だけでは味気ない。
店に入った時は気が付かなかったが、レジの背面の壁に古い創業時の写真が額に収まっていた。店主に伺ったところ昭和初期の写真だという。私には店構えや店の前に立つ人物から大正期に思えた。時代を感じさせる素晴らしい写真であった。
下がその写真、解像度の悪い安コンパクトカメラで早速許可を得て撮影。額表面のガラスが少し反射してしまったが、何とか家に帰りパソコンで画像修正した。

昭和元年頃の写真
(もう少し古く大正期かもしれない)
店名の下に相州小田原寺町とある

現在の店舗

一番奥に鎮座していた150万円の高級車

右端にアラヤのツーリング車

昭和4年発行の全国自転車業組合聯合会会員名簿
国会図書館所蔵

エンドウ商会の店を出た後、また南町の野地サイクル商会に向かった。再度、古い写真帳の件をお願いした。
下の写真は、1964年東京オリンピック時の感謝状と琺瑯の組合員票である。
丁度、三代目にあたる現店主の母親がいて、1964年の東京オリンピック時の写真を見ながら説明を聞くことができた。
一番右側が二代目の野地好幸さん、その隣背の高い人は遠藤さん、その次が梅木さん、そして一番左が中島さんであるとのこと。皆さん自転車店の店主である。
この中で遠藤さんは、直接話したことはないが、よく平塚の競輪場で、競技役員をしていた頃にお会いしている。確か昭和50年から昭和52年頃のことである。
当時は私もアマチュア自転車競技選手であった。
森 幸春選手や藤巻 進選手とも何回か一緒に走っている。結果は常に最下位であったが。
いまでは懐かしい思い出である。

以下の写真は野地サイクル商会、

1964年東京オリンピックの感謝状

レトロな琺瑯会員票

左から中島、梅本、遠藤、野地の各氏