2021年8月27日金曜日

大正期の絵葉書④

 大正期の絵葉書④

下は大正初期の絵葉書である。

キャプションには仙台名称、芭蕉の辻、SENDAI

とある。
江戸時代では城下町の中心地であり、大町通りと奥州街道が交差する地点。高札場があった場所で、当時は「札の辻」が正式な名前である。芭蕉の名の由来は諸説あるようだ。(芭蕉と云う名の虚無僧が住んでいた場所或いは芭蕉の木が植えてあった場所)
現在の地番で言えば仙台市青葉区一番町付近にあたる。

この絵葉書を見ると中央に自転車、右側には荷車がある。
自転車の後輪部分には荷台も両立スタンドもない。大正初期の自転車の特徴が見えている。後ろ泥除けにも大きな鑑札は見当たらない。

大正期の絵葉書